リメ活のススメ〜タダでゲットする〜きものリメイク極意?

リメイクきものとはいえ元値は正絹きもの

小さなリサイクルきものショップを始める前、
料亭に勤めていたり、ご縁があって老舗着物屋さんと仲良しだった事もあり、
シミ、汚れのある処分に困って頂いたきものはたくさんありました。

『大島紬を洋服にリメイクしてほしい』という同業者さんからの
ご依頼もあったのですが、
洋裁はからきし駄目だったので
別の得意な方へご紹介しました。

どこでどうゲットするか?

くにたち市内で小さなリサイクルきもの屋さんをスタートして1年目の頃、
ご自宅の改装で古い蔵を整理していたお客様から

『箪笥丸ごと引き取って』

というご依頼もありました。
衣類はドンドン増えてはいくけれど、
手間隙かけず、サクッと処分したい、というお気持ちで
リサイクルショップなら活かされるだろうと安心して頼って頂けたようでした。

中身が入ったままの真っ黒なアンティーク桐箪笥が3〜4つ届きました。
大河ドラマ『龍馬伝』にそっくりな箪笥がでていました。
江戸時代のものだったのでしょうか?

箪笥は置き場に困ったので、
自宅のTVボート、欲しいとおっしゃるお客様へお譲りしました。

中身はリサイクルショップで販売できるものはクリーニング、
裄だしなどのお手入れをしてから販売しましたが。。。

シミやよごれのあるもの、男物の紋付、袴、襦袢などにはほとほと困りました。
ここだけのお話、袴は卒業式シーズンに
可愛い柄の小紋ややや派手めの色無地とミックスしてオークションに出品したりましました
(当時の落札者さまごめんなさい)。

ニーズが合って活用されるのはとても嬉しい事でした。

 

はさみを入れる罪悪感ときものリメイク

リサイクルして着られそうもない紬や
サイズの変更の仕様のない男物など
大量に在庫を抱えたまま、『乳がん』と診断され、
治療に時間とお金がどれくらいかかるのかまったくわからず
軌道にのりかけたリサイクルきものショップを
閉める事になりました。

当時はごみも無料で引き取ってもらえたので
大量にゴミ出しした記憶があります。

リサイクルごみは昼間に回収されるので、
通りすがりのマダムが化繊の反物を持って行っているのも
目撃してしまいました。
当時は感じ悪かったのですが、
今となっては、捨てられるよりは
活かされる方に命拾いをしてもらって
よかったねという感謝の気持ちです。

在庫を自宅に置く余裕がなく
近所に倉庫代わりの一間を借りる事になりました。

術後の調子も悪く、
がんのタイプも初期と言われていたのにリンパ節転移していた
トリプルネガティブと予想以上に悪かったため
在庫をネットショップで販売していたサイトも
閉める事にしました。

反物はオークションで捨て値でまとめ売りしたり、
着られそうなきものや
良さそうな帯はお友達に取りにきて頂きお譲りしました。



ちょうど、箪笥を引き取ってもらった方が
おどりや、三味線、そして、
きものリメイクにも興味があって、
お友達もたくさんいる方だったので
たくさんの帯、きものを有意義に使って頂けたのはありがたかったです。

お譲りしても、箪笥の肥やしや
本当はそんなに必要なくゴミにしてしまうようですと
かえってさしあげるのも申し訳ないと
頂くよりも、神経を使いました。

日頃より、

『きものリメイクして〇〇作っているので、
いらないキモノがあったらお願いね』

位のお言葉がけをしておくのが、
お互いの負担にならずにすみそうです。

 

きものへの思いを大切に

時間はたっぷりあったので、いよいよきものをほどいて
本格的なリメイクへと取りかかりました。

最初は生地が余りすぎて、

『いらないな、汚いな』

とおもったものはジャンジャン捨てました。

余命がないものと
鬱状態だった為か勝手に判断して
洋服もキモノも、
柿の木の鏡台も日本髪の鬘も粗大ごみにだしました。

それでも、思い出のあるきものは無理して箪笥に押し込めていました。
お手入れが悪かったせいか、
年月がたってしまったせいか
アク、シミも出てきた思い出のキモノ。
思い切ってリメイクする事にします。

まったく着なくてそのまま私が、
死んでしまって
よくて遺品整理、
下手をすると粗大ごみとなるより、
いただいた思いやお気持ちを大切に
別の形になってしまうとはいえ、
正絹、シルクの製品として新しく生まれ変わる。
きものではなくなってしまいますが、
いのちをつなぐ大切なことです。

リメイクって素晴らしいですね。

今後は余命もきものも
早合点せず、あきらめずに
気ままに、捨てずにリメイクしてまいります。

『♥きもの大好き♥』

『♥きものリメイク大好き♥』

『♥きものリメイク作品をプレゼント♥』

など、日頃からのリメイク活動(リメ活)を怠らず、
不要なキモノで悩んでいる友人知人(お母様の着物とかでもOK)への
アピールをしておきましょう。

きっと、意外なところからお声がかかるはずです。